【油断大敵】収束にはまだ遠いです!

新型コロナ 静岡市で“教育実習”中止に…学生「とても不安」

新型コロナ 静岡市で“教育実習”中止に…学生「とても不安」 参考画像 学校

短い夏休みが終わり、通常通り授業に取り組む中学生たち。 まだまだ感染拡大が止まらない新型コロナ。中学校では今も、新型コロナ対策が徹底されています。
 教室はこまめに換気を実施。一日の終わりには、教室全体の消毒もするなど感染対策を徹底しています。学校生活を一変させた新型コロナは、ある制度にまで影響を及ぼしています。
<東豊田中学校 渡辺敬之教諭>「本来、学生を招いて教育実習を考えていたが、コロナ禍で今回は残念だが実習は中止としました」
 静岡市教育委員会は、毎年各地から受け入れていた教育実習を中止すると決めたのです。主な理由は、新型コロナ感染拡大の防止。こちらの中学校でも、東京から2人、愛知から1人、静岡から2人の教育実習生を受け入れる予定でしたが、静岡市教育委員会の決定を受け断念しました。
<東豊田中学校 渡辺敬之教諭>「今回、新型コロナのこともあり(教育実習を)、3週間の予定を2週間にすることを考えていた」
 初めて生徒たちと関わる現場として、教育実習は必要な場だと渡辺先生は話します。
<東豊田中学校 渡辺敬之教諭>「実際に朝から晩まで生徒と過ごすことは、そう経験できるものではない。そういう経験を積んでいないと、生徒と接することに関しては、大丈夫かなという不安はある」
 教員を目指す大学生も、この中止に大きな不安を抱えていました。
<篠原理玖さん(静岡大学教育学部3年生)>「生徒のことを考えると仕方のないことだと思うが、自分にとっては、来年の夏に教員採用試験を控えている中で、現場を知らないのはとても不安です」
 教育実習を行うために用意したものもありました。
<篠原理玖さん>「(Q、教科書は何冊くらいあるんですか?)10冊以上」
 教科書の代金は全部で5000円以上。2021年は同じ教科書を使うことはできないため、すべて無駄になってしまいます。そして生徒たちの前で着る予定だったスーツも…。今は新型コロナの影響で、大学の授業はすべてリモート授業。同じく教員を目指している友人たちにも今は会うことができません。
<篠原理玖さん>「(リモート授業のため)そもそも会えていないので、友達がどのような状態かわからないのも不安」
 仕方のない状況であるとはいえ、やはり現場でしか学べない部分があることを、学生たちも感じています。
<篠原理玖さん>「生徒と先生の距離感とか、先生の生(授業)での工夫は現場でしか味わえないものなので、そういうのを味わえない中で先生になるのは、自分の実力がわからないので現場に立っておきたかった」
 教育実習を巡っては、大学側でも中止を決定したところがあります。
<静岡大学 村山功教授>「学校で児童・生徒にウイルスの感染を広めるのは避けたい。全く危険性がないわけではないので中止を決定した」
 静岡大学の教育学部は2020年度について、所属する学生の教育実習は見送りました。厳しい決断をした一方で、村山教授は教育実習について、教員を目指す生徒にとって大変重要だと語ります。
<村山功教授>「ここには子どもたちはいないので、実際に学校に行って、子どもたちに直接会って、そこで働く先生から教わって学ぶのはすごく大事なこと」
 生徒たちになんとか実習に値する体験をしてもらおうと、大学側も必死に対応策を考えています。
<村山功教授>「教育実習では、自分で授業案を作って実際にやるというのが一つの大きな山場。授業案作りは欠かせない。本当は子ども相手に授業をやりたいができないので、模擬授業での疑似体験が大事な仕事」
 教育実習は学生たちにとって、教員のスケジュールを体験できる貴重な機会です。
<村山功教授>「新型コロナがある程度収束すれば、どんな形であれ、学校にボランティアなどで行かせて(現場での)経験はさせたい」
 市内すべての学校で教育実習生の受け入れの中止を決断した静岡市教育委員会も、学生たちのためにできる限りのことはしたいと話しました。
<静岡市教育委員会 池谷潔課長>「(教育実習の中止という)決定をしたから大学任せというわけではなく、今後、大学と教育委員会がどういう協力体制を取っていくのか話し合いたい」

#オレンジ6 9月1日放送

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