【油断大敵】収束にはまだ遠いです!

新型コロナ「二次接触者」に…高知大地域協働学部の女子大学生の苦悩【高知】

新型コロナ「二次接触者」に…高知大地域協働学部の女子大学生の苦悩【高知】 参考画像 学校

新型コロナウイルスについて「二次接触者」と呼ばれる人がいることをご存知でしょうか?感染者の周囲にはPCR検査の対象になる濃厚接触者がいます。その「濃厚接触者」と接触した人が「二次接触者」です。この「二次接触者」となり自粛生活を余儀なくされた高知の女子大学生を取材しました。

「まず人間って怖いなって正直だなって」
そう語る野水愛さん、高知大学地域協働学部の4年生です。2020年7月、新型コロナの二次接触者であると告げられ、突然、1週間の自粛生活を強いられました。

二次接触者とは「濃厚接触者と濃厚に接触をした人」で保健所の定める濃厚接触者と異なりPCR検査の必要はありません。しかし、所属する団体から自粛を求められるケースがあり、今回、野水さんは二次接触者として大学から1週間の自粛を要請されました。

野水愛さん「体も動かさないし不安の方が多かった。食欲もなくて」
好きなスポーツを通して地域を盛り上げようと新潟から高知大学に入学。
3年半、高知ファイティングドッグスのボランティアスタッフとしてチームに関わっています。
しかし…

高知FD 武政重和社長「高知FDから新型コロナウイルスの陽性の選手が1名出てしまいました」
2020年7月、選手の1人が新型コロナに感染。その濃厚接触者である球団職員と一緒に活動をしていた野水さんは突如、一週間の自粛を強いられました。

一人暮らしのアパートで読書やレポートを書く毎日。そんな時、普段は個人的なやり取りのない大学の事務員から励ましの連絡を貰いました。
「どうか気分を害すことなく落ち込むことなくお過ごしくださいね」

野水愛さん「こうやって丁寧にケアをしてくれるのがありがたかった」
「嬉しいというか心がホッとする、一人じゃないなっていう風に感じた」

しかしSNS上では感染者の出たドッグスに対して心無い言葉も。
「大阪に帰省したかったのに誰かさんのせいでまた帰れなくなった」
「選手の意識が低い」

野水愛さん「良い噂はなかなか広がらないけど、悪い噂は何か肉付けされてどんどん一気に広まるので」

野水さん自身、友人から送られてきた感染を心配するラインの軽い言葉で傷つくこともありました。

野水愛さん「こっちがシビアになっている時なので、相手側が冗談で言っているようなこともなかなかそのまま受け取れない」

心無い言葉や感染への不安から野水さんを救ったのは、心配した友人が自宅の自転車のかごに届けてくれたゼリーやジュースでした。気分が落ち込み食事を口にすることが出来ない中、友人の助けは大きな支えだったと言います。野水愛さん「ゼリーとか液体でなんとか生きてるというか」

1週間で体重4キロ減少。
一人で過ごす1週間は長く、重いものでした。

高知県内で新型コロナの感染者数は9月2日までで128人、死者は3人です。県によると正確なデータは無いものの濃厚接触者は感染者1人につき5人程度その周りの二次接触者はさらに多いとされています。

自粛中、22回目の誕生日を迎えた野水さん。初めて一人で過ごす誕生日。新潟の両親から電話がありました。
野水愛さん「あんたが普通に元気でいるのが一番だからって」
「そんな風に電話で何回も言われました」

「二次接触者」として自宅で過ごした1週間。野水さんには伝えたいことがあります。
野水愛さん「接触した人に安心を与えることが必要だなって」
「自分がどういう行動をとったか出来るだけ記録に残しておいた方がいいのかなということを思いました」

今回、野水さんは行動記録を書き出して初めて、思っていたよりも多くの人に接触していたということが分かりました。
誰もが感染の可能性がある中、普段から「いつ誰と会ったか」などメモをしておくことが感染拡大防止や大切な人の安心に繋がるのかもしれません。
【2020年9月2日放送】

【コメント】

タイトルとURLをコピーしました