【油断大敵】収束にはまだ遠いです!

テレワークで広がる障害者の就職 新型コロナで働き方が変わる(静岡県)

テレワークで広がる障害者の就職 新型コロナで働き方が変わる(静岡県) 参考画像 企業

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新型コロナの影響で2020年県内の障害者の就職件数は減っています。しかし、会社と離れた場所で働くテレワークが障害者の働くチャンスを広げています。個性を生かす新たな働き方が障害者やその家族の希望となっています。

 <小杉富士夫さん(25)>「おはようございます」
 <テレワークオフィス藤枝駅前 油井福子さん>「朝やることを順番にやっていってください。消毒からね。緊張してますか?」
 この日、人生で初めての出勤日を迎えた藤枝市の小杉富士夫さん25歳です。と、いってもここの従業員ではなく、小杉さんの就職先は画面の向こうの長野県の会社です。
 <長野県の会社の担当(オンライン)>「おはようございます。聞こえますか?」
 <小杉富士夫さん>「はい聞こえます」
 <長野県の会社の担当(オンライン)>「長野は曇っています」
 ここは藤枝市の、精神障害や発達障害がある人のためのテレワークオフィス。2019年、全国で初めてできたこのオフィスには5人の障害者が通っていて全員テレワークでの就職が決まりました。
 <小杉富士夫さん>「午前が、退職者リストで、午後がスキャニングでよろしいでしょうか?」
 <長野県の会社の担当(オンライン)>「はい、大丈夫です」
 発達障害などを抱える小杉さんは物事を記憶するのが苦手で、大事なことはメモや掲示物で確認します。
 <小杉富士夫さん>「会社の社員ということで責任ある立場なのかなってことで、これまでよりも確認とかちゃんと、ミスとかないようにしていきたい」
 障害者の就職は、県内全体に目を向けると2020年、厳しい状況です。
 <ハローワーク静岡 小池清司次長>「最近出た求人。本当だったらここの面が全部埋まる」
 新型コロナの影響で一般の求人が減る中で、障害者の就職件数も2019年より2割ほど減りました。2020年は障害者向けの合同就職面接会が開けません。ハローワークでは代わりに1対1のミニ面接会を行っていますが、障害者と企業とのマッチングは簡単ではありません。
 <面接を受けた精神障害者>「働きたい気持ちがあるので、コロナ禍で大変な中でもどこかいいところが見つかればと思って」
 新型コロナが広がったことでテレワークは障害者の働く選択肢となりました。症状などによっては遠くへの通勤が難しい障害者もいて、地元の通い慣れた職場環境が働きやすさに繋がります。
 <双極性障害(躁うつ病)の女性(36)>「うれしいですね。貯金もしていきたいなと思っているし、親にも少しだけどお金を渡せるようになったので」
 障害者を雇うノウハウがない企業にとっては専門の相談員が見守ってくれる安心感も雇用を後押しします。
 <テレワークオフィス藤枝駅前 油井福子さん>「対人関係が苦手な障害者にとってはこのテレワークの作業は向いている。本人の特性が生かせる働き方になる」
 <小杉富士夫さん>「(Q.ここでなにしてたっけ?)スポンジとか計って入れたりして」
 今回、テレワークで初めて就職が決まった小杉さん。母親が働くこの福祉施設で社会に出る訓練を7年間続けた末の就職でした。
 <小杉さんの母・知佐子さん(59)>「今まで福祉的就労とか訓練から就職できる人数が少ない。なので半分あきらめ。富士夫には悪いけど」
 小杉さんは小さい頃、病気のせいもあり運動が苦手で親の心配は尽きなかったといいます。
 <小杉さんの母・知佐子さん>「このあいだ雇用契約をさせていただいて、本当このままこの形で働ければ幸せだなと思います。ゆくゆくはお母さんを養ってください。お母さんお父さんを養ってください」
 <小杉富士夫さん>「まあ兄弟も3人いるし、まあ3人で養っていこうと。自分でもある程度稼がないといけないかなと思って」
 就職の幅を広げるテレワークが障害者の”将来への希望“を生み出しています。

#オレンジ6 12月17日放送

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