【油断大敵】収束にはまだ遠いです!

新型コロナ重症患者に効果?― 日本のリウマチ治療薬・アクテムラ ― 海外・国内で、臨床試験を開始!

新型コロナ重症患者に効果?― 日本のリウマチ治療薬・アクテムラ ― 海外・国内で、臨床試験を開始! 参考画像 国内の話題

■ニュースの概要
2020年4月30日、化学工業日報が伝えたところによると、日本の中外製薬は、リウマチ治療薬「アクテムラ」を新型コロナウイルス感染症の治療薬候補として、5月中に国内第3相臨床試験を開始する計画であることを発表した。臨床試験のタイプは非盲検単群試験で、18歳以上の成人患者を対象に行う。主要な評価項目は安全性と有効性で、臨床的改善までの期間などを調べるという。アクテムラについては、新型コロナウイルスの重症患者に有効であるとの報告が相次いでいる。2020年3月、中国科学技術大学附属第一医院と安徽富陽(あんきふよう)第二人民病院のチームは、重症患者に投与して良好な結果が得られたと発表した。そして、中国・国家衛生健康委員会はアクテムラのCOVID-19患者への投与を認可し、医療規定の標準治療に組み込んだ。イタリアでも、COVID-19重症患者2人に対しアクテムラの投与が行われ、これにより24時間で症状が改善したとする報告がなされた。アクテムラの臨床試験はすでに海外で、中国武漢の14の病院、スイス・ロシュ・ホールディングなどよって開始されている。アクテムラは、既存薬を応用した新型コロナウイルスの治療薬候補として、大いに注目されているのだ。
引用・参考:https://www.chemicaldaily.co.jp/%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%80%8D%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E6%B2%BB%E9%A8%93%E3%80%80%E4%B8%AD%E5%A4%96%E8%A3%BD%E8%96%AC%E3%81%8C%EF%BC%95%E6%9C%88/
http://www.chinaxiv.org/abs/202003.00026
http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s7652m/202003/a31191442e29474b98bfed5579d5af95.shtml
https://www.leggo.it/italia/cronache/coronavirus_farmaco_anti_artrite_pazienti_curati_napoli_oggi_8_marzo_2020-5099254.html
https://toyokeizai.net/articles/-/348409

■当チャンネルによる調査・分析・解説・意見
さて、アクテムラは、中等度から重症の関節リウマチの治療に使用されている既存薬である。1997年に中外製薬が開発し、2005年に日本でリンパ増殖性疾患であるキャッスルマン病の治療薬として薬事承認された。その後、2009年に欧州医薬品庁(EMA)が、2010年に米国FDAが、関節リウマチに対して制限付きで使用を承認した。その作用は、免疫抑制剤として働き、過剰な炎症反応を抑えるとされる。一方、新型コロナウイルス患者の重症化プロセスについて、最近の医療現場などから「サイトカイン・ストーム」が関係しているのではないかとする指摘が多く報告されるようになった。サイトカイン(インターロイキン-6)は、体内の細胞から外敵・異物に反応して放出され、免疫システムに侵入者の存在を知らせるタンパク質だ。サイトカインの警告により、免疫細胞が活動し始め、病原体を撃退するとされる。しかし、サイトカインの放出が何らかの理由で止まらなくなる、サイトカイン・ストームの状態が発生すると、免疫反応が暴走を始め、正常な細胞を攻撃したり、壊れた大量の免疫細胞が血管を詰まらせるようになる。結果、数日で症状を重篤化させ、臓器不全を起こし、最悪の場合、死に至らしめるというのだ。これに対しアクテムラは、免疫抑制剤として作用し、サイトカイン・ストームの発生を抑えるのではないかと考えられている。むしろ、アクテムラは、リウマチの治療薬というより、サイトカイン(インターロイキン-6)が暴走して起きる疾患に広く効くと見られているのだ。中外製薬・アクテムラが俄に脚光を浴び、新型コロナウイルス重症患者の治療薬として大きく期待されているのは、こうした理由による。

今回のテーマは「コロナ重症患者に効果?日本のリウマチ治療薬・アクテムラ、海外・国内で臨床試験を開始!」でした。なお、アクテムラに多く見られる副作用としては、肺炎、上気道感染症、頭痛、血圧上昇などが報告されているようです。新型コロナウイルスの治療に、肺炎の副作用が指摘されるアクテムラが投与され、改善例が報告されるのは不思議な現象です。また、日本では、薬事承認を迅速化させる動きが高まっています。臨床試験中であっても、結果が良好に推移している場合、特例的に承認される可能性が出てきたのです。中外製薬はアクテムラについて、今年中の承認を目指すとしていますが、この時期が大幅に早まることも有り得そうです。現在進行しているパンデミックに対して、全く新しい治療薬、すなわち「新薬」を開発することは、速度が要求されることもあり、とても難しいようです。このため「既存薬」を活用する治療法の研究は、その重要性を増しています。日本の既存薬として期待される候補には、アビガン、アクテムラなど、数多くが存在します。安全性と効果が十分に確認された上で、日本の技術が世界に貢献することを期待したいと思います。以上、甘井香織がナビゲートいたしました。みなさんは、どう感じられましたか?
引用・参考:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/051100281/
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202004/565306.html
https://toyokeizai.net/articles/-/348409
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58999090S0A510C2EE8000/

■使用楽曲提供:
「甘茶の音楽工房」様 https://amachamusic.chagasi.com/
「ミュージックノート」様 http://www.music-note.jp/bgm/

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【コメント】

  1. これでビンゴならアビガンと共に一気に世界に貢献できるね(^q^)
    またラベルのアクテムラってカタカナ表記が日本謹製って感じで渋い

  2. 何か不思議だ❗️🤨
    ウイルスには免疫力が作用して感染を押さえる❗️一度感染すると免疫細胞が暴走化して色々な臓器に疾患が生じる❗️何故だろう❓️😦

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