【油断大敵】収束にはまだ遠いです!

震災・豪雨・新型コロナ…相次ぐ災難 岩手・宮城内陸地震から12年〈宮城・栗原市耕英地区〉 (20/06/15 19:57)

震災・豪雨・新型コロナ…相次ぐ災難 岩手・宮城内陸地震から12年〈宮城・栗原市耕英地区〉 (20/06/15 19:57) 参考画像 国内の話題

宮城県内で14人が亡くなり、4人が行方不明となった、岩手・宮城内陸地震から6月14日で12年が経ちました。大きな被害を受けた栗原市でイワナの養殖をしている数又貞男さんは、内陸地震の後、東日本大震災に豪雨…と数々の災難に見舞われながらも再起を果たしてきました。そしてまた今、新型コロナウイルスの打撃を受けています。

地震による土石流で7人が犠牲となった、栗原市耕英地区にある駒の湯温泉。
慰霊碑の前では6月14日、遺族や住民などおよそ30人が集まり、地震発生時刻の午前8時43分に合わせて黙祷を捧げました。

駒の湯温泉 主人 菅原昭夫さん
「亡くなった7人の顔を思い浮かべながら、胸に迫るものもあるが…その当時の状況を思い出してしまう。残念な出来事だったので二度とこのようなことが起きないように願いを込めて、黙とうをしました」

同じ耕英地区でイワナの養殖をしている数又貞男さん(67)。
数又さんはこの場所で、父の代から50年以上、イワナの養殖を続けています。

数又貞男さん
「きょうは、日曜日なのでやっぱり注文が入っていますね」

養魚場の目の前にある食堂では、数又さんが腕を振るったイワナ料理を食べることができます。
この日も客足が途絶えることはありませんでした。

訪れた客
「なんだろう、『我が家』のようなもの、できればこうやって続けててもらえれば」
訪れた客
「ここにきてイワナを食べる!これが定番で自然もいっぱいですし、癒されます」

地震前の姿がそこにあるかのように見えました。

数又貞男さん
Q.お休みとかはある?
「休みないんですよ。誰も来ない時が休みくらいで。やはり遠くから来る人が多いので、『きょう休み』とは言えないので」

内陸地震でいけすが全壊し、5万匹以上いたイワナのほとんどを失った数又さん。
ここに至るまで、数々の災難に見舞われました。

数又貞男さん
「内陸地震のあと、3年おきにいろんなことがあった。最近だと火事もあった。地震の前は平穏だったけど、忙しい災難が続いている」

内陸地震からおよそ3年後の東日本大震災では、原発事故による風評被害でスーパーや旅館などから、次々と契約が打ち切られ、その4年後には養魚場の倉庫から出火し店舗と倉庫が全焼しました。

数又貞男さん
「あとはもうないでしょう。あとはもう…」

自分に言い聞かせるようにこうつぶやく数又さんは、何度も何度も立ち上がってきました。
しかし今、「新型コロナウイルス」の影が襲っています。

数又貞男さん
「いつもだと4月の後半から5月の連休賑わっていたのが、お客さんが自粛ということで来なくなった」

経験したことのない試練を前に、幾度となく苦難を乗り越えた数又さんは笑顔でこう話します。

数又貞男さん
「幸せなのは今かなと思う。あしたのことはわからないし」

「今が幸せ」。
岩手・宮城内陸地震から12年の月日が経ちました。

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